こんにちは!
株式会社NASUでアシスタントデザイナーをしている小野です。
株式会社NASUとはコンテンツの魅力を最大化し、ビジネスで結果が出る「勝てるデザイン」を提供するデザイン会社です。今までの株式会社NASUの制作実績は下記リンクをご覧ください。
https://nasu.design/design/
また今回の記事が掲載されている媒体『NASU& デザインパートナーズ』はビジネス向けのコミュニティです。
NASU社内でのやりとりを公開し、一緒にコミュニケーションを取ることで、双方から歩み寄り価値観を一致させることで「勝てるデザイン」を作り出していくコミュニティになります。
今回の『FONT BAR(フォントバー)』も制作のやりとりを全てコミュニティ内で公開していました。ご興味のある方は下記リンクをご覧ください。
https://community.nasu.design/
さて、今回は4月10日(月)にNASUの東京オフィスにて開催した『FONT BAR(フォントバー)』というイベントについてレポートを書かせていただきます。
はじめに
『FONT BAR 〜 フォントの話以外、禁止 〜』はフォントの日である4月10日に1DAYイベントとして開催しました。
『FONT BAR』はデザイナーはもちろん、デザイナーではない人も人生で必ず触れる「フォント」の話題のみ話すことができるイベントです。共通認識の「フォント」の話をすることで、業種の垣根を超えてお客様同士のコミュニケーションを促し、グラフィックデザインの魅力に触れるきっかけにするために企画しました。
フォントはグラフィックデザインに触れる扉を開く鍵。
ということでロゴにも実は鍵のマークが隠れています。
ちなみに会場自体が狭いので、限定8名という枠組みだったのですが、あっという間に売り切れて2枠追加までしちゃいました。狭い空間なのにふぉんとーにありがたいです。平日の月曜日という日付にもかかわらずご来場いただいたみなさん、ありがとうございました!
世界観を作り出すために行ったこと
今回、フォントの世界観を作り上げるために特に2点こだわったポイントがあります。
1つ目は「壁一面にフォントを張り出すこと」
『FONT BAR』という名前で入ってみたら普通の場所だった〜なんて思われるのは嫌なので、気が狂うくらいフォントに囲まれた空間を作りたいと思い、壁一面にフォントを張り出しました。ちなみにこのフォント一つ一つにちゃんと何が使用されているのかが書かれています。
これってなんだっけ?という話題のタネにもつながるような導線もバッチリです!
次回開催する時は天井にまで広げてもっとカオスにしていきたいなと思っています。
2つ目は「フォントがいい食材飲み集めたこと」
『FONT BAR』では使用されているフォントが「いい!」と感じたものを中心に食材を集めました。なので、味の保証は全くありません!表記されているフォントと味が一致するかは食べてみてからのお楽しみです。
中にはどんな味なんだろうという食材もあるので、全員が恐る恐る食べていた様子もコミュニケーションに繋がっていたので、次回はもっと張り切って集めていこうと感じました。
フォントは可愛いのに激辛な食材もあり、悶えるシーンもありました笑
※激辛なお菓子を食べてしまい悶絶する代表・前田さん
ちなみにフォントワークスの石橋さんからも差し入れをいただきました。いただいたパッケージは全てフォントワークスのフォントが使用されているものばかり。どんなフォントが使われているのかも丁寧に書かれていました!
FONT BARを開催してよかったこと
会場には顔見知りの方もいたのですが、数人初めましての方もいらっしゃいました。きっかけはイベントのRTだったり、NASUのプレゼン資料が素敵だったから、追っていたらたどり着いたなど。
全員デザインを齧ってはいたのですが、レベルなど関係なく「このフォントにはこういう魅力を感じる」「このフォントはいいですよね」など、思惑通りフォントをきっかけにコミュニケーションの輪が出来上がっていたのがとても嬉しかったです。
またゲストに来て頂いたフォントおじさんこと、関口浩之さんのサービス精神が旺盛で、申し訳なくなるくらい貴重なフォント情報や資料を持ってきていただき、フォント愛を語っていただけました。
正直、お客さんたちはこれだけでもかなりお得な経験をしたのでは無いかなと感じています。
※左:代表・前田、中央:フォントおじさんこと関口浩之さん、右:スタッフ・小野
新しいフォントが生まれる瞬間
会場には、実は今フォントを制作していて…というお客さんもいらっしゃいました。それを見ながら「ここの部分素敵だよ!」と声を掛け合っているのを見て全員ふぉんとーにフォントが大好きなんだなーと感じました。
しかも、現役のフォントデザイナーの方もお客さんとして来場されていたので、制作中のフォントに対してフィードバックが行われている様子も見られました。
既存の美しい形のフォントに囲まれながら、みんなで新しいフォントが出来上がっていく様子を見ることができて『FONT BAR』に強い可能性を見つけることができた気がします。
最後に
新しいイベントを作るというのは未知の世界で、何が正解ということもありません。だから、手探りで前田さんと一緒に模索しながら『FONT BAR』というイベントを作り上げていきました。
実際、ゲストの関口さんと一緒に来てくださったフォントワークス石橋さんに助けられた部分も大きいので、一人だったらどうなっていたことかとゾッとします。
ただ結果的には全員満足して帰っていただけたのが、ふぉんとーによかったです。
関口さんたちにフォローして頂いた部分を今後どうカバーしていくのか。今回以上の満足度を感じていただくためにはどうしたらいいのか。というハードルを乗り越えられるように次回へ向けて動いていきたいと思いました!
ぜひ次回が決まったら東京ですが、足を運んでください!
以上、『FONT BAR』のレポートでした。
※「フォントの日」とは、「フォ(4)ント(10)」と読む語呂合わせから4月10日としています。デザインの重要な要素となっている「フォント」にあらためて注目してもらうことを目的として、2017年にアドビ社が制定し、日本記念日協会の認定を受けた正式な記念日です。